<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 野望>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 望野（ばうや）>
<BookPage: 117>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
西山白雪三奇戍，
南浦清江萬里橋。
海內風塵諸弟隔，
天涯涕淚一身遙。
唯將遲暮供多病，
未有涓埃荅聖朝。
跨馬出郊時極目，
不堪人事日蕭條。
<End Poem>
<Translation>
西山にひかる白い雪、そこにならぶミつの城塞。近くには南浦の清を流れ、そこにかかる有名な萬里橋。うちつづく天下の大亂に、弟たちは遠くにへだたってしまった。 わたしはひとり、この空のはての國に來て涙をながしている。なんのなすこともなく、 老い杇ちてゆく身を病氣におそなえしているようなもので、いまもって聖天子のおんために、つゆちりほどの貢獻したことはない。
こうして馬にまたがって郊外に出て來て、時には目のとどくかぎり見わたしてみる。 人の世のいとなみは日ごとにだんだん淋れていくのが感ぜられて、やりきれないおもいだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
西山にひかる白い雪、そこにならぶミつの城塞。
近くには南浦の清を流れ、そこにかかる有名な萬里橋。
うちつづく天下の大亂に、弟たちは遠くにへだたってしまった。 わたしはひとり、この空のはての國に來て涙をながしている。
なんのなすこともなく、 老い杇ちてゆく身を病氣におそなえしているようなもので、
いまもって聖天子のおんために、つゆちりほどの貢獻したことはない。
こうして馬にまたがって郊外に出て來て、時には目のとどくかぎり見わたしてみる。 
人の世のいとなみは日ごとにだんだん淋れていくのが感ぜられて、やりきれないおもいだ。
<End Formatted Translation>